- 2016-01-20 (水) 14:14
- ニュース&イベント
当日、会場であるビッグサイトは人で溢れ、エコプロへの関心の高さを感じました。
基調講演は東京都市大学 伊坪教授。
「MFCAとLCAの統合と低炭素型サプライチェーンへの貢献」と題してご講演いただきました。
MFCAとLCAは切っても切れない関連性があり、今後の二酸化炭素排出規制には必須。
特にアジア地区においては今後の大きな課題となることが、過去の研究の報告も含めて発表されました。
日本MFCAフォーラム事務局長の立川からは
「ISO14001改訂のポイント及びISO14052の国際規格化の進捗」を発表。
主要なISO14001変更点8点を解説した後、
ISO14052がインド総会を経て、DIS化に向けた流れとMFCAへの適用実務ステップが述べられました。
日本MFCAフォーラム副会長 古川氏は
「グローバルに展開するMFCA-まてふろ-経営」を報告し、日東電工で実施されたMFCA事例に沿って、
MFCAの重要性や効果が語られました。
また、現在、MFCAは海外、特にアジアにおいて大きな注目を浴びており、
ひいては「ESG投資」をも視野にいれる時代が到来したと告げられました。
その他、日本MFCAフォーラムメンバーにより国内でのMFCA活動、ワーキンググループ活動について報告され、
実務者レベルのMFCAへの取組み方や環境管理会計手法としてのMFCAが紹介されました。
当日の気温は、12月中旬なのになんと24度。
温暖化や異常気象、という言葉を実感した一日でした。
MFCAにおいても、持続可能な生産性を築くために様々な方たちの知識や経験が活躍しています。